あいさつ
皆さんこんにちは。出張鍼灸マッサージ秋山院の院長秋山です。
最近の気圧差や気温差、度重なるストレスで首肩がガチガチでしたが、久しぶりに鍼を受けてだいぶ回復しました。やっぱり鍼っていいですね。
さて今回は、皆さんの知らない世界なので興味がおありかとは思うんですが、あまりお客様に説明することが少ない鍼の太さや長さ、種類について僕が普段使っているものを中心に紹介していければと思います。
鍼の種類
豪鍼
鍼には刺す鍼と刺さない鍼があり、これは皆さんが一番よく受けるであろうポピュラーな鍼です。筋膜に刺激したり、経絡を使った施術なんかでもほぼ全てこの種類の針だけで行います。刺激量は打つ場所や深さによってまちまちですが、刺激はしっかり感じると思います。
ローラー鍼
こちらはこんな厳つい見た目ですが、刺さず皮膚表面を刺激する鍼です。小児や敏感な方によく使われるのですが、僕の場合は美容鍼の仕上げや頬骨周りの薄い部分に使うのが主流だったりします。表面の刺激なので痛みも少ないです。
銀粒
こちらは、ツボを刺激することで内臓に刺激をしたり、周囲の筋緊張の緩和を狙ったりしますが、僕の使い方としては基本的に鍼治療後、気になるところに内出血が出た部位に貼ることで刺激を与え内出血の治りを促進するために使います。こちらは鍼ではないのですが、前回美容鍼の時に一瞬話題に出したので、念のため紹介させていただきました。
太さや長さ
まず鍼の違いには長さと太さがあり、長さにおいてはアプローチしたい場所によって必要なものも異なり、短いものだと顔のような薄い筋や皮下組織にアプローチする場合は5分(1.5cm)のものから一番長いものだとお尻の深いところまでアプローチするのには3寸(9cm)ほどのものを使ったりします。
お体の状態によって必要となる鍼の長さは様々ですが、慢性的な症状だと基本的に深い骨に近い部位にまでコリがあることが多いので、僕はよく2寸(6cm)の鍼を使います。
よく深いから効く、浅いと効かないなど色々聞くかもしれませんが、原因となる場所に鍼が当たっていれば関係ないです。参考までに。
太さについては、業界的には番号で振り分けられていて、番号が1つ上がるごとに0.02mmずつ上がっていくのですが、僕は0番(0.14mm)から10番(0.34mm)ぐらいの太さの範囲の中で使っています。
あまり数字で言われてもイメージがわかないかもしれませんが、体感的には番号が一つ増えると響き(重怠い痛みや心地いい痛み)の感覚が2倍になるイメージなので、10番とかは本当に神経痛や神経鈍麻が起こっているくらい辛い状況じゃない限り受けるのがしんどかったりします。
刺激がないと体の治癒する反応が起きづらいので、ある程度は響きが必要ですが、強ければ強いだけ良いというわけではなく、鍼の打っているときの刺激もそうですが、そのあとの好転反応(倦怠感や筋肉痛様の反応)も強すぎると鍼への恐怖感につながり、継続的な施術を忌避してしまいますので、最初は痛気持ちいいくらいの響きがあると理想です。
まとめ
いかがだったでしょうか?鍼灸治療に用いる鍼は、さまざまな種類と太さがあり、お客様の症状や施術の目的に応じて使い分けます。
美容鍼やリラックス目的の治療には細い鍼、深部の筋肉治療や慢性的な痛みには太い鍼を使用するなど、施術の目的に応じて適切な鍼を選んでいますのでご興味ある方は是非ご相談ください。
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